走り続けることで出会える風景がある。
ランニングをしているとお決まりのコースが出来てくる。
それは町の中だったり、国道沿いだったり、公園だったりする。
何気ない道だが、ランニングで何回も通るとその道は違って見えてくる。
その道が印象深い景色になる瞬間がある。
それは日頃、走り続けないとわからない。
春夏秋冬。昼夜。晴雨。風。人。気分。
いつものコースでもこれだけ違いが出てくる。
何も感じなかった道が、組み合わせによって、強く印象に残るときがある。
何気ない道を、普段の道を知っているから、なおさら響くのかもしれない。
走り続けることで、その道の最も美しい瞬間に出会える。
走ることも楽しいが、道が違って見えるのも楽しいのだ。
ランニングで何気ない道が違って見える瞬間を是非体験してほしい。
そのためにもランニングを続けることをお勧めする。
旅行先で見た風景に驚くこともあるが、感情も含め、臨場感ありで思い出すのは
ランニング中の風景が多い。ランニングで発生する脳内物質の影響もあるかもしれない。
経験的に、道が開けている場所、田んぼ、山、川、湖、海が見える道は印象に残りやすい。全力気味だと気分も高揚しているせいか、鳥肌が立つ瞬間がある。