走ること。食べること。読むこと。

走ること。食べること。読むこと。

走って、食べて、本を読む。その中で伝えたいことをかく

途中棄権について。

途中棄権(DNF:Did Not Finish)

レースを開始したが、ゴールできず途中でリタイアすること。

過去のレースで3回途中棄権をしたことがある。

一つはトライアスロン。スイムで潮の流れが悪く関門時間に間に合わなかった。

残りの二つはトレランで熱中症になり、自らリタイアした。

 

途中棄権はつらい。関門時間に間に合わなかった方はまだいい。(良くはないが…)自らリタイアした時は、判断したのが自分ということで尚更つらいのだ。理由は棄権判断をするまでの過程が自分にあるからだと思う。体力が尽きると同時に、心が折れるのだ。

「諦めたくない。でも走り切れるのか?次の関門まで無事にたどり着ける?そもそもゴールまで保つのか?関門時間は?しんどい休みたい・・・でも走らなきゃ・・・」 と地獄の自問自答の末、「無理だ・・」と悟り、足が前に出なくなる。こと切れたようにスタッフに棄権を告げに行く。自ら死刑宣告おこなう気分だ。くっそ!

実際、リタイアする時はくっそ!なんて感情は通り越している。正にこと切れているのである。

 

いや状況によってはここまで酷くないかもしれない。「あーむりむり。ケガしたくないし棄権しよ」とか、なんなら「一足早くきれいな温泉に入れるぞ!」とか。

そう思えるならそう思おう。というかその方がいい。

無理はしない方がいいのだ。あなたの体調がどうかなんて他の人にはわからない。

走り過ぎた結果倒れるなどしたら大変だ。トレランなんて山で置き去りになるしな。

途中棄権自体は悪いことではない。

「DNFはDid Not FinishではなくDid Nothing fata(無理はしなかった)」と思おう。

 ※ウルトラマラソンマンに出てくる言い回し。好きな本です。 

 

ただ途中棄権したなら、原因はなんだったのかは振り返っておこう。

天候が悪かったのか、練習不足だったたのか、ペースが速すぎたのか・・・。

つらいけど必要なことだ。

途中棄権も今後のレースで続けば、走るのが楽しくなくなるし、自分はゴールできないやつなのか?と自信も失ってしまう。せっかく始めたのなら楽しく走ろう。

棄権が続いたら、完走できそうなものからチャレンジして自信をつけていくことも必要だ。すすめておく。

 

レースでは皆ゴールを目指して、挑戦して走るのだ。その結果の棄権は仕方がない。

「スタート地点に立った時点で勝者である」だれの言葉か忘れたけど、ほんとにそうだと思う。

 

 

と仕事療養中に書いてみた。自分への励ましだな。